今まで車の寿命と言われていた目安。十年十万キロこれが一つの区切りだとされていた。だが、現在の車にこの数値は当てはまらなくなりつつある。現在は二十年二十万キロが一区切りとなっている。
昔の車が十年十万キロで寿命を迎えると言われていたのは主に十万キロを目処に高額な修理が必要になる。昔の車はエンジンにタイミングベルトを使用しており、今でも使われている車種はあるが、乗用車の多くはタイミングチェーンに移行した。タイミングベルトを交換する費用を捻出するのだったら乗り換えようと考えるのが多かった。また、高額修理となるのがクラッチのOH。
現行車は二十年二十万キロと言われている。その理由は、今の八割のエンジンがタイミングチェーンでミッションがATだから。十万キロでのタイミングベルトそしてクラッチのOHもなくなったので、十万キロは通過点になった。そして電子部品の性能が上がったことも加味され二十年二十万キロは走れるようになった。ただ基本的な油脂関係の管理、消耗品の交換は必要だ。