ヘッドライトをハロゲンからLEDにするのは注意が必要

元々LEDのヘッドライトなら問題はないが、ハロゲンが標準だと、黄色っぽく暗いなと感じる人は多いかもしれない。HIDにするのも手だが、最近では中国製の格安も含めて、交換用のLEDバルブがあちこちで売られ価格も安い。HIDのようにいろいろユニットが必要ないこともあって、交換自体は簡単。といいことづくめのように思えるが、問題は肝心の明るさ。LEDは非常に白くてクリアな光なので、一見すると明るく見えるのだが光量自体は少なかったりする。車検の基準に届かないものもあり、車検以前に夜の運転が問題になる。そして光軸もうまく出ないものが多い。問題はLEDのチップの配列にあり、ハロゲンで設計されているところに光源の形が違うLEDに変えれば光軸が出ないのだ。その他には基盤から出る熱の問題もある。自動車メーカーが純正で採用できなかったのは熱の対策に苦慮した面もあり、それを社外品の安いLEDバルブでクリアできない部分もある。耐久性も含めて激安バルブは避けて、少々高いが国産メーカーのものを選ぶことをオススメする。

Author: 工場長(和田悠輝)