欧州車のデザインは奇抜

自動車大国である日欧米の中でも欧州は車もバイクもデザインやカラーリングが奇抜なモノが多い印象。アグスタ・BMW・ドゥカティ・トライアンフなどは明らかに日本車には見えないデザインをしたバイクばかり、日本メーカーもメインターゲットが欧州のバイクはヨーロピアンに溢れるデザインになっている。ではなぜ欧州のデザインは違うのかというと「欧州は景観が変わらないから」欧州というのは基本的に景観規制により構造物が何百年も姿かたちを変えずにそのまま建ち続けている。その場所に住んでいる邦人からするとずっと代わり映えしない街で日常での視覚的な刺激が乏しい。景観を誇りに思っているが、そのかわり視覚的な刺激を受けることはできない、その反動が乗り物に来ている。自然と刺激の強いデザインになっていった。「視覚的な飢えを補う物」という役割もあったから我々からすると奇抜に見えるデザインが主流になったということ。
欧州と一括りにいっても、コテコテを好むドイツ、ヌルヌルを好むフランス、セクシーを好むイタリアと国によって趣向の違いはあるものの視覚的な刺激を求めているのは一緒。世界的に有名なカスタムビルダーが数多く存在し、トレンドがいつも欧州であること視覚的な飢えが心の底にはあるのかもしれない

Author: 工場長(和田悠輝)